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このプロジェクトは、国立公園内にどのような展望台が望ましいか、を考えて構成されている。外観の形は、旧回る十国展望台の計画の際に均された山の稜線を、自然な形状と、六甲山の植生で復元するものである。
建築は、竣工のときが美しく、その後は古くなっていくが、ランドスケープは、逆に竣工よりも経年した後のほうが美しい。そのような時間の流れ方がこの場所に相応しいと考えた。六甲山に特徴的なススキの群生が、四季により移り変わるランドマークとして、この山頂を彩るだろう。
外観のない建築は、内部空間の構成のみによって、空間を作る。ここでは、建築は、内部空間から切り取られる風景のフレームとして、構成されている。2重になっている円筒に沿ったスロープや階段を歩いていくと、次々に現れてくる、建築によるフレーミングは、六甲の山頂でしか感じることの出来ない透明な空気感や空の色をより引き立てる。
六甲山上の空気感や空の色のような、50年後もきっと「変わらない要素」と、洞窟のような時代の流れに左右されずに存在する、原始的な建築によって構成される場所を創り出すことが、この場所で私が考え得る「サスティナビリティ」である。
ススキは、メンテナンスは1年に一度ほどでいい、管理が楽な植生です。また、砂防法への解決策として、盛り土ではなく、屋上緑化であるという方法を考えている。ススキなどが生えるための土壌の厚さは、200ミリあれば充分であり、造形は軽量構造材などで行い、表面に薄い土壌やマットを、土木の「フトンカゴ」のような構造で、金網と組み合わせて敷設する。その際は、下地の軽量構造材は階段状にして、その水平部分にパレットのように雨水を貯水する層を設け、毛細管現象で無動力の灌漑システムを検討している。原理としては、地面の下に、「地下の棚田」があるという構造になる。
| 名称 | 六甲山上の展望台 |
|---|---|
| 発注者 | 阪神総合レジャー 日本建築家協会(JIA)近畿支部 |
| 所在地 | 神戸市灘区六甲山町 |
| 主要用途 | 展望施設 |
| 設計 | 前田茂樹建築設計事務所 |
| 構造設計 | 満田衛資構造計画研究所 |
| ランドスケープ | ランドスケープデザイン 石川初 |
| 設計競技期間 | 2008年9月- 2008年12月 |
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| Project | Pavillion on the Rokkou Mountain |
|---|---|
| Site | Rokkou Mountain Hyogo, Japan |
| Client | Hanshin dentetsu |
| Architect | SHIGEKI MAEDA, architect |
| Engineer | Mitsuda Structural Consultants |
| Surface | 200 m2 |
Pavillon du belvédère de la Montagne Rokkou, Hyogo, Japon. Concours.
La situation du belvédère dans un parc national limite le projet dans sa forme et ses matériaux. Il a été choisi d'insérer le belvédère au sommet, celui-ci formant la tête de la montagne.
| Projet | Pavillon du belvédère de la Montagne Rokkou |
|---|---|
| Lieu | Rokkou Montagne Hyogo, Japon |
| Maître d'ouvrage | Hanshin dentetsu |
| Maître d'œuvre | SHIGEKI MAEDA, Architecte |
| BET TCE et économiste | Mitsuda Structural Consultants |
| Surface | 200 m2 |












